俺→WRC:ライターまちゅいのWRC挑戦記
2007年07月08日
わずかな睡眠時間を経て、レグ2がスタートします。
今日でラリー北海道も最終日。SS9(6.28キロ)、SS10(29.11キロ)、SS11(7.63)、SS12(14.90)、そしてそれらのリピートSS13〜16の全8ステージを走ります。
なんといっても見所は、今回最長のSS10、14です。ここは距離が長いだけではなく、落ちたら谷底なコーナーが多数。今日も淡々と走り切るつもりだったんですが、このSS14だけは何故か気合いが入って、頑張っちゃいました。
なんとなく70%だけで走るのは味気なく感じてしまったんですよね。せっかく北海道まで来たんだし、一つくらいは気合いを入れて走っても良いんじゃないかと……。
そうして臨んだ2回目の最長SS。タイムは4駆勢の最後尾でした。ただ、前車との差が48秒と、あまりタイム差がついてないのが救いでした。前日の2.73キロのギャラリーSSでは2台ほど4駆に勝てたのですが、距離も短いし、あまりラリーという雰囲気ではなかったので、クラス最後尾といえこのSS14の結果の方が嬉しかったです。密かな目標は、2駆勢には負けない、とゆーことだったんで。
そんな感じで無事今回も完走することができました。
リザルトはクラス18位、総合24位でした。これもひとえに、コドラ、サービス、スポンサーおよび関係者の方々のお陰。モータースポーツ、というかラリーというものが、少しは見えてきたような気がします。
ちなみに優勝はコディー・クロッカー選手(スバル)。2位田口勝彦選手(三菱)、3位ユッシ・バリマキ選手という結果でした。
次はいよいよラリージャパンです。今回の完走という結果を受けて、なんとかエントリー受理をしてもらいたいところですが、どうなることでしょう。
とりあえず、今は東京帰ってゆっくり眠りたい……。あとはそれから考えます!
2007年07月07日
ついに! いよいよ! 始まってしまいました、レグ1です!
ここまできたら、腹をくくるしかありません。音更のサービスパークを出発し、陸別のSS1を目指します。
国際ラリーでは、SSスタートから次のSSスタートまでを一区切りとして到着タイムが指示されます。つまり、SSでタイムが遅かったりすると、その後のリエゾン区間を急がないと、次のSSスタート時刻に間に合わなくなってしまいます。遅れれば当然ペナルティー。なので、リエゾン区間をヤベー速度で飛ばす参加者もいるんですよね、残念ながら。飛ばしているのが見つかっても当然ペナルティーはあります。
そんな心無い参加者をターゲットにしてか、リエゾン区間にはパトカーがウヨウヨ、ネズミを捕りまくりです。
そんなパトカーたちを横目に、ただでさえノロいオレのこと、パンクなどの車両トラブルがおきたらタイムコントロール遅着は確実なのでは……と不安になります。
ならばやはり、トラブルのでない程度に抑えないとなー。となれば、絶対完走ペースで淡々と走る作戦しかありません。
たとえば、トップドライバーの方々の場合は絶対的速度も高い上に、その実力の95%以上で走っているそうです。そしてプッシュする際には120%くらいのフルアタックをかますワケです。
ですが、オレの場合絶対的速度が低い上、70%くらいで走るようにしています。こりゃー、タイムで敵うワケありませんよね。たとえオレが、120%フルアタックをしたとしても、トップドライバーの30%くらいの速度なんです。70%だろうが120%だろうが、順位に変動がないのならば、70%で完走を目指すのがオレ流。2日で200キロのSS距離を走る経験をつめば、少しは速くなるかもしれないしね。
しかも、フルアタックをかますと、トップドライバーだってその分コースアウトやトラブル発生のリスクが高くなります。なので、棚ボタで順位が上がる可能性だって……。
えっ? 姑息?
まぁまぁ、これも作戦の内ですよ。誌面の都合上リタイアだけは避けたいところなので、勘弁してください(笑)。
そんなことを考えていると、SS1に到着。SS1は2.73キロのギャラリーSSです。この本番車エボ8でダートを走るのは、前回の全日本以来の実に1ヶ月振り。
感覚をとりもどす(元々とりもどすというほどの実力も無いですが…)様子を見ながら、抑えめにスタート。すると、もうコース脇のカメラマンの数にビックリ。
このSSはウォータースプラッシュあり、ジャンプありの、まさに写真映えするコースなのです。小心者の目立ちたがりであるオレは、抑えるつもりが、ついつい頑張っちゃいました。それでもクラスビリなのは悲しいところなんですけどね?
トホホ……。
その次は短いリエゾン区間をはさんでSS2。ついにきました20キロ超えのSS。距離は23.26キロです。このSSからSS1にはなかったロングストレートが点在してきます。500→右6→700……、なんてのがあるんですよぉ?
マジ怖ぇ?!
しかしながら初体験のスピードレンジと距離に、心が折れそうになりながらも無事ゴール。ストレート後のコーナーは、どんなに角度が緩くても、しっかりブレーキしちゃいましたよ。速度は140キロくらい(トップドライバーは200近く……)ですが、車幅が1車線なんです! 一般人に全開は無理でしょ! こんなコースをアクセルのオンオフだけ、最小限のドリフトで抜けていくのはやはり神業ですね。ここだけのハナシ、後続2台にラップされちゃいました。
そしてまた、短いリエゾンをはさんでSS3です。これも21.56キロとロング……。コースは長めなんですが、スピードレンジが高いので、全日本で体験した14キロよりも肉体的な疲労は少なめ。なので、走れると言えば走れるんですが、走りたくない(笑)。肉体的には負担が少なくても、精神的にこたえるんです。
だってアクセル踏んで、速度が上がるとホント怖いんだもん。でもまぁ、そんなことは言ってはいられません。順番がくればスタートです。口から飛び出しそうな心臓を飲み込みながら走っていると……、あら?
アレックスカラーのエボ9がコース脇で停車してます。ドライバー&コドライバーは無事のようなのでそのまま脇を駆け抜けます。あと、3キロ弱でゴールなのに残念、増村さん。
そしてゴールすると、今度は新井敏弘選手のインプが一般道に停車しています。コチラはどうやらブレーキトラブルのよう。結局、増村選手も新井選手もこのSS3でリタイアという結果になってしまいました。増村選手のリタイア原因は、インカットした高速コーナー内側の丸太に足まわりをヒットさせコースアウト、とのことでした。この丸太はオレの速度域だと、目視で確認できたので避けることができました。ゆっくり走っていてホントに良かった?
次は午前中最後のSS4です。このコースは10.74キロと比較的距離は短めですが、今回最大のストレートがあるんですよね。その距離およそ1キロ……。まぁ、ここは道幅もあるので、頑張ってアクセル全開にしましたよ。だってカメラマンがたくさんいるんだもん。
こうしてレグ1前半が終了しました。サービスパークに戻る道中は、もうグッタリ。午後はこのSS1?4のリピートなのですが、また同じ距離を走らなければならないと思うと……。サービスに戻ると、即メンテです。戻って来ると同時にテントでスタンバっているメカさんたちの頼もしいこと。
といっても、例によってトラブルが出るほど、速く走れないオレは、タイヤのローテーションとブレーキのエア抜きくらいなんですが……。オレは、お昼ゴハンに用意されたパスタをパクつきます。
で、午後のSS5?8はというと……、特に問題なく走りきれちゃいました。
ただ、驚くべきことに、一部のSSだとビリじゃない!!!
同じランサーにも勝っているコースがあるのは奇跡です。もうこの事実だけで満足です。1日が終わると、もう疲労度満点。そのままホテルの布団に直行しました。ウワサだと、この後レグ1とレグ2の間に夜遊びするドライバーさんたちがいるとかいないとか。
ホント、そのバイタリティーに感服です。
2007年07月06日
本日はセレモニアルスタート。
ばんえい競馬場にて、ラリーショーとともに開催されます。FIAの○○を着た外国人カメラマンがウロウロしているのを見ると、国際ラリーなんだな?と、今更実感したりします。競馬場の駐車場には61台のラリーカー集い、選手たちも観客との写真撮影やサインに大忙し。こうした、ファンと選手とのふれあいがあるのも、ラリーの魅力なのではないでしょうか。にしても、地元の何も知らない子供はオレにまでサインを求めてくるんですよぉ!
ビックリ。有名選手のサインがビッシリ書かれたキャップを渡されたときには、申し訳なさすぎて、ツバの裏に小さく「まちゅい」と書いときました。
そんなこんなで、新井敏弘選手や田口選手などの模擬競馬レースや花火なども滞りなく催され、最後に残るはスタートのみ。自分の順番がきて、恐る恐るスタートアーチに進むと、もう感動の光景です。約1万人の観客が見守るなか、嬉し恥ずかしのスタート。こんなオレの実状を知ってか知るまいか、声援まで送って下さってありがとうございました。そんな声援が大きくなればなるほど、オレなんかが走っていいのだろうか……という罪悪感が比例して膨らみます。でも、まぁいっか!
明日から頑張ろー!
2007年07月05日
レッキの2日目ってことで、今日は残りのSSを走ります。すべて2回ずつなので、1日での走行量でいえば、レグ1レグ2に分かれている本番より多いんです。なので早朝4時起き!
本番同様、帯広から高速道路に乗ってSSのある足寄方面に向います。そして実際SSに入ってみてまた真っ青。昨日はそんなに感じなかったんですが、これ落ちたら死ぬじゃん!っていうところがいっぱい。やっぱり通常のラジアルで走るのは怖いなぁ。
20キロ超が3つ、10キロ超が2つ、その他をそれぞれ2回走り終えたころにはもう午後5時近くです。昼メシ食わずに頑張ったのに、終了期限ギリギリとは、ホントにキツイ。レッキを終えてサービスパークに帰るころにはもうグッタリです。もうラリーが終了したかのような達成感すら感じちゃいました。
しかしながら、今日もラリー北海道主催のウェルカムパーティーがあり、サービスパークに戻るころにはもうすっかりその気に。昨日は三菱だけでしたが、もちろん今回はすべての参加者が対象です。このパーティーでも豪華料理にガッツリ食らいついていると、新井敏弘選手に「少し痩せろ!」と叱責されてしまいました。反省。たしかにこの勢いで増量していくと、ラリージャパンのころには、確実にレーシングスーツが着られなくなりますね……。
2007年07月04日
今日はレッキの1日目です。といっても走るのは午後のみ。しかも、SS4・8、SS9・13の2コースだけです。
午前中はサービスパークでテント設営や、軽い整備を行います。前戦の全日本以来、交換していなかった各種オイルを全交換。また、窓の選手名ステッカーも本日貼り付けました。施工してくださったのは、業界では有名な依田さんです。本人たっての希望により、写真に顔は写していませんが、スバルのWRカーから某有名レプリカショップまで、すべてのカラーリングはこの人の手によるものです。まさに職人。ステッカー1枚貼るのにも、その正確さ、速度ともに素人とはレベルが違いすぎます。
午後からはレッキ開始です。最初に向うのはSS9・13の林道。で、ここでいきなりトラブル発生。我ながら話題に事欠きません。コース上でエンストした際、プラグがカブって20分立ち往生したのです。幸いコースをふさぐ状態ではなかったため、後続車にご迷惑をかけることはありませんでしたが、もう焦りまくり。ようやくエンジンが始動したときには、もうほとんどの参加者がレッキを終えたあとでした。全日本の時も同様、どうやらレッキとは相性が良くないみたいです。
それでも、なんとかSS9・13を終え、SS4・8に向います。ここは道がキレイで、ふんふん良い気分で走っていると、きました約800メートルのストレート。本番車でアクセルベタ踏みならば、確実にメーターを振り切ります。…やべーよ、これは。東京で「死にたくなければ、アクセルを踏まなければいい」という大先輩のお話がリアルに思い出されました。今更ですが、ホントに今北海道を走っているんだなーなんて再確認です。
レッキから帰ると今度はラリーアート主催のエントラントパーティーです。今回出場する三菱車ユーザーチームと三菱自動車及びラリーアート関係者、ファンの方々が一堂に集まります。田口勝彦選手や奴田原選手といった有名ドライバーたちも、もちろん出席。いろいろ楽しいお話をしていただきました。ちなみに、ご当地料理も満載。生まれてはじめてジンギスカンを食べちゃいました。甘くて、うま! でも羊はやっぱりまだ抵抗あるなぁ……。
2007年07月03日
昨日はオイシーごはんを食べまくり、ホテルの温泉につかりまくりの、まるで観光に来たかのような緩みっぷりでしたが、今日からHQも開設され、ようやくオレもラリーモードになってきました。
で、本日やらなければならないことは、ずばり参加確認。
ラリー北海道では、これまでの全日本ラリーとは異なり、参加受理書が送られてくるようなことはありません。
ただ、エントリーリストに名前があがるだけです。なので、ビビリなオレは、本当に受理されているか心配で、心配で。
まぁ、結局問題なく受理されていたのですが、受付で同時に行われた燃料代の前払い清算に再びドキリ。前々からわかっていたことですが、その額なんと7万円! 燃料はリッター350円なんです。2日分に少しマージンをもたせて200リットルほど購入しておきました。そろそろカードの限度額に達しそうです……。
受付で青くなりながらカード伝票にサインをしていると、後ろには田口勝彦選手とユッシ・バリマキ選手が。当然といえば当然ですが、オレってこんな人たちと同じ試合に出るんだなー、と感慨深くなっちゃいました。
2007年07月02日
仕事をするつもりが、ガッツリ8時間睡眠で小樽に着きました。小樽に着いたらもちろん朝ごはん!
早朝ランニングに精を出す地元オバちゃんに、営業中のオススメ海鮮料理屋さんを聞き出し、向うと、あーら不思議。ココにもラリー車が。ラリー関係者御用達なのかしら。
とりあえず、お店オススメの巴丼(ホタテ、イクラ、ウニ)をチョイス。……、うーまーいーぞー!!!
思わず味皇になっちゃいます。もうずっと小樽に住みたいです。雪のない次期だけ。
とりあえず、北海道遠征の目的の大半を達成したので、一路帯広へ。高速と一般道を半々の分量でしたが、もう全部が高速道路みたい。
だって、結局小樽から帯広に到着するまで信号が10個ぐらいしかないんだもん。こりゃ、みんな速度違反で捕まるわ……。ウワサではよく聞く話だったので、自分たちはゆっくり走りましたが、それでもお昼には帯広市街に突入しました。ホテルのチェックインまで時間もあるとなれば、もちろん昼ごはん!
ここはやっぱり帯広名物豚丼とゆーことに。
なんだか、ホントに食べてばかり。
観光か!
2007年07月01日
本日は、朝4時ごろ出発だというのに、前日までに準備が整わず、さっそく徹夜からのスタートとなってしまいました。深夜の雨のなか、本番車およびレッキ車に、移動&レッキ用タイヤ交換している際なんか、もう泣きたくなりましたよ……。とりあえず、一通りの準備が済んだ時には、もう2時半。寝たらやばいので、そのまま出発。
コドラの川西さんと、マネージャーを務めてくれる元レブスピード編集部の真鍋さんと3人2台でまずは新潟を目指します。
北海道にフェリーで向う際、出港選択肢は大洗、新潟、仙台、八戸などがあります。
今回新潟を選んだのは、
1.そこまでの交通費を加算しても乗船料金が1番安い
2.それにもかかわらず一番豪華
3.スケジュールにぴったり
4.到着先が小樽
ってな理由です。特に「4」が大事。
だって、せっかく北海道に行くなら、おいしー海の幸をいただきたいしね。
まぁそんなこんなで出発すると、こんな時間に道が混むわけもなく、関越道を淡々と走ればすぐに新潟。実は東京から300キロくらいしか離れてないんですよ、新潟って。
新潟のフェリー乗り場に着くとチラホラ競技車が目に入ります。キャロッセの柳澤選手のインプレッサもすぐとなり。一般車にまぎれてフェリーに詰め込まれる光景が、なんだかとってもシュールです。
フェリーに乗れば、あとは翌朝4時半まではゆっくり寝るだけです。というワケにはもちろんいかず、延々と仕事に没頭。10日間北海道にいるってことは、いつもの〆切期限が3分の2に短縮されるとゆーことですからね。ただでさえ、遅れがちな仕事っぷりなので……。